精神療法のひとつで、社会構成主義に基づいて発展したもの。患者にとって、家族やそれまでの生活体験で培った「物語」は好ましいものではなく、「問題」や「悩み」として存在する。そこで治療的な会話を通して、患者の物語に別の意味づけをし、新たな「物語」を治療者と共同で開発することで、問題の解決を目指す。また、家族間のコミュニケーションを回復し、家族の「物語」も新しいものに交替していく。